努力は裏切らない 〜 全国高等学校野球選手権神奈川大会 〜

夏の高校野球神奈川大会では、初戦横浜商業と対戦し、惜しくも2対5で3回戦進出はかないませんでしたが、精一杯戦った選手たちの姿は、多くの在校生、卒業生、光陵関係者に感動を与えてくれました。今回は、野球部49期主将の清水さん、マネージャーの平嶋さんに、お話を伺いました。

夏の大会を終えて、いかがでしたか。

○僕の中では、最後の試合だったということもありましたが、やはり一番は楽しかったということです。チームにも、野球やってるときは楽しくやろうぜって言っていたので、 最後の大会は全員が笑顔で、全員でやっているという感じで楽しくやれたと思います。結果は悔しかったんですが、やりきったという感じもありました。 川村先生がいつも、49期は継続して同じことをずっとできるのが強みだよと言ってくれたんです。ずっとやってきたから、最後の最後に、その積み重ねが大会で発揮できたのかなと思います。

川村先生からは、普段、どんな指導を受けているのですか。

○愛情をもって、何事にもあたるということです。
○やるときは、全部10割でやりなさいと。
○勉強10割、野球10割、行事10割。
○僕は、率直に受け入れて、それをひたすらやってきましたが、やってきて良かったなあと思います。全力でやってきたので、くいは残らなかったです。

マネージャーから見るとどうでしたか。

○私は当日スタンドにいました。先制されたんですが、その裏ですぐに取り返し、また点をとられたときも取り返したし、始まる前から勝てると思っていました。

マネージャーのやりがいってどんなところですか。

○いろいろ仕事がありますが、選手の役にたっている、選手がありがとうと言ってくれたり、選手の笑顔、喜んでいる姿を間近で見ることができる、これまでがんばってきた様子を知っているだけにうれしく思います。
○マネージャーには、本当に感謝しかないですね。マネージャーの仕事は見えていることだけではないと思います。野球部員は結構がさつなところがあって、細かい仕事が得意じゃないんですが、マネージャーはテキパキとこなしてくれます。困ったときには何かしら助けになってくれます。気づいたら仕事が進んでいるという感じで、ありがたかったです。

当日は、大勢の応援団でしたね。

○こんなにたくさん来てくれているんだ、と試合が始まる前から感動してました。こういう中で試合ができると思うと緊張がなくなりました。本当に応援が多くてびっくりしました。

野球部のメンバーは美化委員会でも活躍していますよね。これは、応援してくれる方への感謝の気持ちでもあるのですか?

○そうですね。入学当初から、美化委員長は野球部だというのがあるみたいです。美化委員長を含めて5人が委員です。

ベンチに飾ってあった折鶴について聞かせてください。

○青と黄色と白の折鶴は、毎年保護者の方が作ってくださいます。赤と白の折鶴は、毎年マネージャーで作っています。鶴自体は、マネージャー7人で折りました。漢字1文字は、3年のマネージャーが、去年の10月頃に文字を決めて、パソコンを使って鶴の数を数え、折り紙を買って、年が明けてから折り始め、最終的にたこ糸に通していきました。そして、6月末の壮行会でお披露目しました。

赤白の鶴で、「想」という文字を表していますよね。この文字を選んだのは?

○ひとつは、川村先生から、「愛情をこめて」ということを教わってきたので、その愛情の意味を込めて「想」にしました。この文字以外にも候補はあったのですが、それに託された思いもこめてこれにしました。思いやりという意味、また、うちのグラウンドは、野球用にはなっていないので、選手が練習中、いろいろなことをイメージしながらやっている、想像ということばからもこの文字にしました。

光陵高校野球部でのこれまでの2年半を振り返ってみるとどうですか。

○つらかったですけれど、冬場のトレーニングとかがつらかったからこそ、春の野球が待ち遠しくて、それに向けてがんばれたということは印象的です。また、49期は、マネージャーも含めて15名います。夏の大会には本当にたくさんの人が応援に来てくれましたし、全員で2年半努力してきたことは無駄ではなかったと思います。

この2年半で、得たものはなんですか。

○全員がつらい思いをしているときに、誰かが一歩踏み出すことでがんばれるということです。また、努力は裏切らないと野球部をやってきて思いました。

キャプテンとしてはどうですか。

○技術的なことや、個性的なメンバーが多い49期を自分がまとめることができるだろうかと思い、最初はキャプテンをやりたくありませんでした。でも、キャプテンに指名された後、いろいろ考えて、自分を変えることでキャプテンにふさわしい人物に近づこうと思い、冬場も人一倍自主練に取組みました。春になって、自分に自信も持てるようになったし、まわりのメンバーもついてきてくれるようになりました。
○キャプテンは、私たちが計りしれないほどのプレッシャーがあったと思います。でも、選手の中で一番努力をしているのはキャプテンで、自分で考えて自分で行動している姿を見て、信頼してこのキャプテンについていこうと、全員が思えたんだと思います。
○秋に怪我をして試合に出られない時期があったのですが、そのときは両親に激励されたり、随分と支援をしてもらいました。

勉強との両立は、大変ではなかったですか。

○僕は、授業も10割。夜、家に帰ってからだと疲れて集中できないので、授業をしっかり受けるという努力をしてきました。朝練があるときは、やはり授業中もつらいんですが、がんばりました。

光陵高校の良さを教えてください。

○野球部として毎日過ごしてきましたが、最初は知らない者どうしでしたが、こんなに仲がいい仲間はないと思います。けんかしたり、言い合ったりしながらも、お互いに尊敬しあって、理解し合おうとしているからそうなるので、この仲間は、これから将来にも仲良くやっていけると思います。野球部以外でも、クラスだったり、学年だったり、皆、友達をもって、いい関係を築いていると思います。
○光陵の生徒は、根がまじめなので、いざとなるときちんとやってくれます。大事なときにさぼるという人がいないと思います。また、挨拶の声だけでなく、教室に行くと誰かが勉強していたり、話していたりと、どこでも声が絶えないところが光陵の良さだと思います。

将来のことを教えてください。

○私は大学に進学して、留学したいと思っています。英語を使って外国の方とコミュニケーションをとれるようになりたいので、語学留学をしたいです。 ○大学に進学するために、野球部を引退したこれから、がんばっていかないといけないと思っています。光陵で数学を教えてもらった先生を見ていて、こんな風に生徒から慕われる先生になりたいなあと思っています。自分の中での目標です。

今日はどうもありがとうございました。