海に浮かぶ風力発電に挑戦!  〜情熱・先端Mission−E〜

昨年、新日鉄住金エンジニアリングが主催した「情熱・先端Mission−E」エネルギーアイランドプロジェクト〜未来の浮体式洋上風力発電所を設計せよ〜に参加し、最終コンテストで、技術賞、プレゼンテーション賞、そして総合優勝を受賞した2年生、嵯峨野さん、佐藤さん、斎藤さん、岡さんの4人に話を伺いました。

皆さんが、このプロジェクトに参加しようと思ったのはどういう動機からですか。

○「KU(光陵ユニバース)」(総合的な学習の時間)の講座の中で、先生に紹介されて、やってみようと思いました。4人のチームで参加する必要があるので、協力をお願いしました。
○Aさんがやろうとしているのを見て、何か面白そうだなと思って、Cさんと一緒に参加しました。
○最初は、経営関係のゼミにいたんですが、話を聞いてみたらこっちの方が面白そうだなと思って参加しました。

このプロジェクトについて教えてください。

○海に浮かぶ風力発電所を作るというのが目的です。再生可能エネルギ―とかに興味があったんです。海に浮かぶ風力発電所を作るのは、大変で、高校生からアイディアを募りたいみたいな感じです。
○企業が主催していて、企業側の目的は、若者の柔軟な発想を得たいということで、高校生や大学生に呼びかけています。一方、私たちは、解決していない、答えのない問題に取り組んでいくこと、導き出すプロセス、方法、また仲間と一緒に取組んでいくという経験を得るということです。

どういうプロセスで取り組んだのですか。

○海に風車を浮かべるときに、海と風車の間にある浮体が必要なんですが、その形の設計から入って、実際に模型を作って、どういう形がいいか、などの実験を繰り返しました。
○送られたきた水槽を、科学部の部室におき、水を張り、扇風機で風を起こし、模型を使って実験をしました。
○最初、プロジェクトの説明の時に、既存の浮体をいくつか見せてもらい、それを基にアレンジをしていきました。
○物理のことがわからなかったので、資料を読んだり、先生に教えてもらったりしながら作りました。
○材料は発砲スチロールみたいなものですが、プロジェクトから提供されたものだけでは足りなくて、先生が追加提供してくれました。

皆さんが作った浮体にはどんな工夫があったのですか。

○コンテストの評価基準に、浮体を作る上で、 係る費用と面積をできるだけ小さくして、一方、波と風の影響を受けないようなものにするというのがあり、それを目標に取組みました。
○試作品を10個近く作って、改良を加えていきました。
○東京海洋大学での中間発表のときは、大がかりな実験設備があり、そこで浮かべるということもしました。
○浮体は人工物で、風車は景観を損なったりするということもあるので、そういう観点についても考えました。
○三浦海岸に行き、海の景観を実際に確かめたり、いろいろな資料を調べて、ここには花火大会があるとか、市場があるとか、そういうことも調べました。
○そして、最終的にはプレゼンテーションをするためのスライドに集約していきました。

最終プレゼンテーションでは、技術賞、プレゼンテーション賞、さらには総合優勝と素晴らしい成果でしたね。

○性能試験の結果、波がくるのと、風が来るのに対して、どれだけ海の使う面積を少なく、機材も少なくして安定させるかということで一番良かったことで技術賞を得ることができました。
○プレゼンテーションを使うときのスライドを作りました。完成するまでに試行錯誤をしたかを盛り込み、実際に風車をたてたときに、その地域にどういういい影響を与えられるかを漁業の面、観光の面から考えてそれらをまとめていきました。
○私たちの発表は、他の学校と比べて、論理的だったという評価を受けました。
○8月から始めたので、半年ぐらいかかりました。総合優勝をもらったときはめっちゃうれしかったです。

やり終えてみて、今、どんな気持ちですか。

○参加してよかったなと思うのは、自分よりはるかに立場が上の人、知識を持っている人たちの前で意見をぶつけるというのは、度胸がいることで、経験として良かったです。
○実際、こういった開発現場ってどうなっているのかなあという思いがあった参加しました。総合優勝は意識していなかったのですが、驚きました。実際に触れてみて、自分はこういうの、好きだなあと思いました。大学もそういう方向に進みたいなと考え始めていますが、自分の方向性を決める指針にもなりました。
○普通の学校生活では得られない専門的な知識を学べたし、風車を立てるにしてもプラスのように見えるけど、漁業、船舶の往来、景観などを理由に反対する人もいる、物事にはプラスとマイナスの要素があって、それらを多面的に見るということが、学べて良かったと思います。
私は模型とかも好きなんですが、何を作るにしても、模型を作って実験をしてみて改良を加えていくという過程が必要で、大学の大きな実験装置で実験できたのは良かったです。
○優勝できて良かったです。一生懸命取り組んだので、他の学校に勝つことができて良かったです。

「KU(光陵ユニバース)」(総合的な学習の時間)はどうですか。

○KUをきっかけにして、こういう活動に参加できたのは良かったと思います。
○KUがあったから、こういうプロジェクトに参加できたと思うので、感謝しています。
○発表の機会があるのは、大学に行ったとき、その先で役にたつのではないかと思います。一方で、高校生活は、時間がないので、KUにかける時間を確保するのが難しいと感じています。
○自分が取り組んだことをまとめて、発表するのはいいのですが、論文にまとめるのが大変だと感じています。

論文作成の最終段階ですね、それぞれ頑張ってほしいと思います。それを含めて、光陵高校での生活はどうですか。

○今は、部活動で忙しくしています。
○部活動、来週からテスト、論文締切りと忙しいです。
○1年生がたくさん入部してきたので、全体の取りまとめが大変です。
○私は文化祭実行委員会に入っていますので、9月の文化祭に向けて準備を始めています。

今日はどうもありがとうございました。時間をかけて取り組んだことが評価された達成感のようなものを感じることができました。
プロジェクトの詳しい内容は、こちらからも御覧いただけます。

「情熱・先端Mission−E」エネルギーアイランドプロジェクト〜未来の浮体式洋上風力発電所を設計せよ〜