高校生活を楽しもう  〜1年生対象「携帯電話教室」〜

5月13日に、本校1年生を対象に行った「携帯電話教室」の講師を務めてくれた3年加藤さんに話を伺いました。

加藤さんは、昨年度、教育委員会が主催している「高校生によるSNS講座」の実行委員長を務めたと伺っています。

2014年度のかながわハイスクール議会の第5委員会で、ネットやSNSのことが話題になり、学校の先生を対象に、高校生が講師になってSNS講座をする提案がなされ、黒岩知事の委託を受けて活動が始まりました。私はそのタイミングで参加しました。 

第1回目の「高校生によるSNS講座」(2015年3月)の講師を務めて、いかがでしたか。

最初に募集のポスターを見て、先生と生徒が逆転しているところがおもしろいなと思い、参加しました。思った以上に多くの人が集まって、関心を持ってくださる方が多いのに驚きました。中には、いわゆるガラケーを使っていて、スマホの操作がまったくわからない方もいましたが、自分でも興味深い内容になったと思います。一番面白かったのは、高校生と大人は違うんだなということです。使っているアプリも違うし、意図も違うし、理由も違う、根本的に違うんだなあということです。違う者どうしが、いろいろ意見を出し合っていくというところがおもしろいし、やって良かったなと思いました。

今年3月に実施された第2回「高校生によるSNS講座」はどうでしたか。

今回は、委員長として参加しました。昨年と比べて、i-padが23台と機器の台数が増えたので、できることの幅が広がりました。実際に高校生が使っているのと、同じようなことができました。1回目はラインの実習をしました。これも好評だったのですが、新しいことをやりたいと考えて、今回はツイッターを使った実習を行いました。高校生がどういうツイートをして、どういう使い方をして、どういう風に見ているのか、を実際に体験してもらいました。全体への説明の後、先生2人につき、高校生1人がついて、扱い方や操作の仕方、こういう機能がある、というような説明をしました。わからないことがすぐに聞けるし、高校生はこういう風に扱っている、というように間近で説明することできました。

委員長として、高校生スタッフをまとめるのは大変だったのではないですか?

講師側の高校生は20人、当日参加できない人もいました。学校が違うので、全員で会うこともできないし、連絡手段としては、ラインやらメールやらを活用しました。昨年から継続して参加している3人が中心になって、講義を中心に準備するグループと、実習を中心に準備するグループとの調整をしたり、教育委員会の方と連絡をとったりしながら進めました。準備は半年前から始めますが、時間配分を決めたり、内容を詰めたりしていきます。
1回目はグループリーダーでしたが、今回は、委員長として全体的に関わったので、それぞれのグループに目配りをしながら、講座の最後にあるまとめの部分も準備しなければなりませんでした。各グループの内容をくみ取りながら、そもそもこの講座の趣旨にも触れながらまとめていくのは大変でした。終わったときは、安堵というか、やっと終わったという感じでした。「教員向けSNS研修講座を高校生が企画・実践 〜高校生が先生役になる画期的な取組〜」として神奈川県が、優秀政策の教育文化部門第3位に入賞しました。私たちも表彰状をもらって、ああ、結構すごいことなんだなあと後になって思いました。

次回に向けてはどうですか。

受験はありますけど、次回も参加したいと思っています。いろいろな人がいろいろな考えを持っていて、それが混ざり合って新しいものが生まれていくという将来性に魅力を感じています。昨年のものと今年のものが違うように、来年のものはまた違うものが生まれていくだろうと思います。私は、来年は委員長としてではないけれども、最初から参加している一人として、核になるものを引き継いでいけるよう関わっていきたいと思っています。教育委員会の先生方は、見守っていてくれますが、基本的にすべて自分たちで作っていくので、やりがいがあります。
光陵高校では、「KU(光陵ユニバース)」(総合的な学習の時間)があります。やっていることは全く違いますが、ここで学んだことが多いに役にたっているなと感じています。

KU(光陵ユニバース)では、どんな研究をしたのですか。

飲食店に関する研究を行いました。光陵高校周辺には飲食店がないので、この近辺で、飲食店を展開するとしたらどうしたらいいか、考えて検証をしました。土地を探すという段階まで研究をしました。

次に、先日本校の1年生を対象に行った「携帯電話教室」についてです。1年生に対して、何を一番伝えたいと思いましたか。

携帯電話教室

スマホを使い過ぎんなよ、ということでしょうか。高校生にとっては、生活の一部になっていると思うんです。生活時間の多くがスマホにいっているのではないかと思うんですが、あくまでもあったら便利だよねというもの、楽しいし、生活を豊かにしてくれるものではあるけれども、使いすぎるのは良くない、もっと現実を楽しんでいこうぜ、使いすぎないでねということです。

当日の講座ではどんな工夫をしましたか。

なるべく1年生全体を巻き込みたいと思ったので、皆さんの間を歩いてまわりました。どうしても眠くなってしまう人もいると思うのですが、そうならないように、マナーについてとか、SNSで気を付けることってなんだろうとか、スマホを使う上で注意しなければならないことってなんだろうとか、考える時間を設けたり、話し合う時間を作ったりするなどの工夫をしました。1年生の皆さんからは、歩きスマホはやめようとか、相手を思いやって使おうとかという意見が出されました。
私は、この講座を通して自分の考えを伝えましたが、最終的には、皆さん一人ひとりが考えることかなと思います。

これをきっかけにして、生徒の皆さんがそれぞれ考えてもらいたいなと思いますね。今後のことについて聞かせてください。

KU(光陵ユニバース)、水泳部なども含めていろいろな活動をしてきたので、自分自身の将来についてはまだ自分でもどうなるかわかりません。もちろん大学に進学して、自分の可能性を広げていきたいと思います。
また、「高校生によるSNS講座」とは別に、個人参加の集まりとしての活動、内容もSNSだけでなく、スマホの利用というところまで範囲を広げていくという新しい活動も始めています。この夏には、先生方を対象にした講座をする予定です。

対象も、高校生、先生方、保護者というように広げて行けそうですね。次の世代の高校生も育てていってほしいなとも思います。いろいろな可能性を感じます。今日はどうもありがとうございました。