高校生の視点で、新しいビジネスモデルの提案 〜 横浜国立大学ビジネスプランコンテスト 〜

11月3日に横浜国立大学ビジネスプランコンテストで、準優勝を獲得した1年石井さん(I)、加藤さん(K)、山本さん(Y)、前田さん(M)にお話を伺いました。

横浜国立大学ビジネスプランコンテストでの準優勝、おめでとうございます。最初に、ビジネスプランコンテストについて、教えていただけますか。

Y:横浜国立大学ビジネスプランコンテストは、今年で第11回になります。エントリーしているのは、経営学部や経済学部の3年生が中心で、理工学部の学生もいます。高校生は私たち、光陵チームだけでした。参加15チームで予選会を経て、本選に臨みました。

準優勝を得たプランの内容を教えていただけますか。

M:中高生を対象にした勉強場所を提供する「TERAKOYA」というプランです。
Y:塾などで勉強したらいいと思うかもしれませんが、それには大人の関わりが必要です。図書館で勉強するのも、やりにくい部分があります。私たち高校生のニーズにあった勉強スペースを、高校生の視点で考えました。
I:横浜駅から徒歩10分圏内の行きやすい場所を想定しています。時間を決めて、スペースを自由に使ってもらいます。飲食と飲食物の持ち込みもOKです。カラオケ店のスペースをできる限り安く、勉強メインになるように提供するようなイメージです。
Y:ドリンクバーのサービスもあります。料金も学生向けに、できるだけ安く設定します。ビジネスとして軌道にのせるために、回転率を向上させ、リピーターを増やしたいと考えました。そのために、回数券制の会員カードを発行し、スピーディに処理します。

このアイディアはどういうところからでてきたのですか。

K:受験勉強をするのに、近所のファミリーレストランでということがあったのですが、ドリンクバーとちょっとした食べ物で、長い時間いることができたので、これは贅沢な環境だなと思ったことがきっかけです。ファミリーレストランはやはり勉強する場所ではないので、そんな環境を作ったら、多くの人に 利用してもらえるのではないかと思いました。
Y:図書館は、食べ物や飲み物が禁止なので、気軽に勉強しづらいので、こういう環境があったらいいなと思いました。
M:そこで、2つのゾーンを設定しました。一人で勉強するスペース(ソロワークスペース)と、勉強会ができるスペース(セッションワークスペース)です。

それはおもしろいアイディアですね。ニーズを踏まえて工夫されていると思います。チーム結成の経緯と、予選会、本選のプレゼンテーションに向けての苦労があったら教えてください。

K:石井くんにやってみないって誘われたのがきっかけです。4人とも中学校が一緒で、プレゼンテーションが好きです。
I:それぞれ部活動もあるし、4人で共通の時間を作るのが大変でした。そのため、学校、部活動が終わり、夜9時頃から電話で話しあいをしてプランを決めていきました。
M:予選会が終わって、本選までも時間が短く、改善点も多く、大変でした。

本選はどうでしたか。

Y:とても緊張しました。終わった後は、ぐったりでした。

準優勝が発表されたときはどうでしたか。

K:3位の発表で呼ばれなかったので、だめかなあと思ったのですが、やってきたことは意味がある、形に残せればなあなんて考えていました。準優勝と聞いたときは、うれしかったです。
Y:自分たちとしては、精一杯やってきたのですが、審査員も実業家の方々で、話を聞いていると、まだまだ足りないことがあったなあと思いました。入賞するかどうか心配だったのですが、そういう審査員の方々に認めていただいたのが、ことさらうれしかったです。
I:優勝したグループは、核となるビジネスを、別のビジネスに広げられる可能性のあるプランで、自分たちにはそういう視点がなかったなあと、大変勉強になりました。

光陵チームに対する審査員のコメントはどんなものでしたか。

Y:一緒に、財務計画を提出しているのですが、この評価が高かったです。これは、石井くんが担当してくれました。
I:KU(光陵ユニバース)でもそういうことは行わないし、最初はなんだかよくわかりませんでした。いきなり、お金って言われてびっくりでした。現実的なプランを練らなければならないので。
Y:予選会が終わったときに、アドバイザーについていただいたのですが、その方のアドバイスもあって、財務計画を精査していきました。最終的には、他のチームと比べても大変優れていると、評価していただきました。
I:最初は思いついたものを書き出しただけでしたが、その後、項目別に整理したりしました。
M:途中段階では、家賃はどうなっているの、税金はなど、いろいろな指摘を受けました。
I:本当に1からネットなどで調べて勉強しました。

将来について、考えていることはありますか。

I:今回のことで、経営学はおもしろいなと思いました。予選会では、難しいなと思いましたが、いろいろやっているうちに、税についても勉強になり、なぜここで値段に差をつけるのだろうとか、回転率を上げることとか、おもしろいなと思いました。経営に興味を持ちました。まわりを見る視点が変わったと思います。
Y:彼は、大会の帰りに、人どおりのないところにある自動販売機を見て、「これ、コストパフォーマンス、悪いんじゃないかな」と言ってました。

今まで気にならなかったものが、目にとまるようになったのですね。最後になにかありますか。

K:この4人だからこそ、できたことだと思っています。それぞれの持ち味を生かせたと思います。

素晴らしい仲間に出会えて、一緒に挑戦し、大きな成果を得ることができたのですね。今後の活躍も期待しています。今日はどうもありがとうございました。